…100%断言できる。

 「今のは先輩が悪いですよ。」

 「え?なんでー?」

んー…。もういいです。

 「さ、帰りましょ?」
  
 「ええー?」

先輩がスネた子供みたいに見えた。

 「いいから!」

 「わかったよー。」

結局、その後は部屋に戻って荷物をまとめ
たりした。
その後にあたしの相談でできなかった試合
の反省もした。

 「やっぱ、初歩的なミスを減らさなきゃ
  ね。」

 「ですね。
  ここって時に決めなくちゃ。」

日花梨先輩がノートを眺めながら頷いた。

 「…愛華の字だ。」

 「そりゃそうですよ。
  あたしの書いた字ですから。」

 「なんか懐かしいな。」

懐かしいって…なんだろ?

 「え?」