「愛華ちゃん、コントロールぱねぇな!」

 「いや…コントロールって程でも…。」

…着いていけない!!!

 「一ノ瀬、うちの部員に手ぇ出さないでくれ
  る?」

 「あ、佐伯先輩。」

そういえば、この2人は都のベスト8で当たる
んだっけ…??

 「佐伯…?
  ああ、オレらとベスト8でやるとこか。」

佐伯先輩、結構イライラしてる…!
さすがにこの人相手だったらイライラするけど
…。

 「ま、いい試合にしようぜ。」

 「…そうだな。」

いつもの佐伯先輩じゃない。
怖いよ。

 「先輩…。」

 「いいか、愛華。
  負けらんねぇ戦いなんだよ…。
  ベスト8は。」

 「…はい。」

まだ苛立っている様子の先輩は一ノ瀬さん
から目を離さなかった。

 「そろそろスマッシュやるぞ!」

スマッシュについては、取られにくいコースと
か威力の上がる打ち方を教えてもらった。

また、大庭さんは3コース目での練習。

 「じゃあ、最初に一ノ瀬。」

 「はい!」