…皆に支えられてるんだって改めて感じる。

 「ありがと!頑張るからね!!」

あたしは笑顔で皆にそう言った。

 「あ…。優奈、給食の時間に話あるんだけ
  ど。」

 「うん。一緒に食べよ!」

本当はもうちょっと話したいんだけど…。
昼休みには集まらなくてはいけないので仕方
ない。

…正直に優奈にだけは話しておきたい。

 「愛華ー!
  さっき放送かかったってマジ?」

 「あ、歩斗っ!」

びっくりして声が裏返ってしまった。
歩斗は不思議そうな顔をしている。

 「なんだよ。なんかマズイことでもあった?」

 「いや別に?」

動揺を隠せないあたし…。
ダサっ…!!!

 「んで、さっきテニス部がなんちゃらって…。
  」

 「あ、うん。
  昼休みに職員室前だって。」

 「わかった!サンキュ!」

…わりと普通に話せてるじゃん。