デジタル時計がバイトに行く時間を知らせる。



とりあえず出かける支度をして、片付けもそこそこの部屋に鍵をかけた。



『あいつがみたら、また溜め息をつかれちゃうかな……』



そんな気持ちを抑えながらバイト先へと向かう。



僕は独り。



君を想う、僕も一人。




=fin=