『おはよう♪』



キッチンに立つ、君が振り返る。



「おはよ…」



そう答えた瞬間、目の前が開けた。


そして寝ぼけ眼を擦り声のした方を改めて見ると、ガランとした空間がそこにあっただけだった。



「夢の続き……か」



自分の言葉にフッと笑いが出た。