「ね……ねぇ?あたし、カインが何考えてるのかわかんないよ」 「……そんなの当たり前でしょ?」 「うん、そう。当たり前だよね。じゃあ…」 何でそんなに寂しそうな顔するの、何て言葉は紡げなくなってしまって。 その代わり唇に感じたのは、ひんやりと冷たいけど、柔いもの。 本日3度目の、カインの口づけだった。