「ね~、なんとかいいなよ~?あんたあのコじゃないの~?」
金髪クルクルロングのギャルがその傷んだ髪を指に巻き付けて言う。
うわっ、その目!盛り過ぎだよ!
つけまつげに覆われた小振りな目が、物凄く見てくる。
しかも香水キツ~;
「あ、あの…」
とりあえずどうしよう。
ここで肯定してはいけないような気がする。
何か身の危険を感じるんだよね。
「あっ!もうカイくん出てくるっ!行くよっ、ナツコ!」
「げっ!マジっ!?ヤバイって!、アズミとヤッコ、マエ行けっ」
バタバタ走り出す、ギャル2名。アズミとヤッコらしい。
残ったのは、金髪クルクルのナツコと黒髪Bギャルのミカ。
……あんた達も早く行きなよ;

