この展開をどこかで見た気がする。……ああ、母親に"この話"を持ち出される直前まで読んでいた携帯小説だ。 あの携帯小説の続きは確か……… 「本当だ〜、陽子ちゃん可愛いね〜♪」 高校生のくせに髭をちょろりと生やした男が言った。 "可愛い"と言われることはもちろん、男にそういう対象で見られることがかなり苦痛だ。 「でしょ〜!!あ、自己紹介自己紹介!!」 京子はそう言って、髭の男から俺を引き離す。 京子は慣れているのだろうか、 スラスラと自己紹介をして空気を作っていく。