「ミキ、開となにあったの?」


「…え、えぇ?!」



なぜ、わかる?!




「…やっぱあったんかよ。」


「…あ、いや、べつに、」


「…ふーん」


「…ま!健都には関係ないさぁ〜っ」


「……あっそ」




あ…怒っちゃったかな



「……怒った?」


「…べつに」



怒ってんじゃーん!!!!

駅構内をずんずんと進んで行ってしまう健都。




「…健、待ってよ。


言うから!!!」


「だから怒ってねぇし」


「…告白、されたんだ」





「………………へぇ」




「……うん。」


「……………付き合うのかよ」


「………っ」





そんなわけ…ないじゃん……。

私が健都をどれだけ好きか…
健都はわかってくれないんだ…






「お前が開と付き合っても…身体は俺のもんだからな」




そう言って健都は…

朝のラッシュの駅中で…私にキスをした。



ねえ…このキスはなに?







あなたは…悪魔ですか。

私の心を、返してください。





こんないびつな関係…いやだよ、