ただ君だけを想う。

そこで気づいた。


今体育館にいるのは私と愁ちゃんだけ。


もしかして…これはチャンス…なのかな?


伝えたいことがある。


この気持ち、愁ちゃんに伝えていい――?


「愁ちゃん!」


私は舞台から下りて立ったまま愁ちゃんを見る。


『ん?』


私の方を振り返った愁ちゃんにドキッとしたけど…


今伝えなきゃダメな気がする。


対決には負けたけど…


このチャンスは逃したくない。


『どーした?海音…』


「あのね……、あのね―――……」


聞いてほしい、


私の想いを―――…