ただ君だけを想う。

「うわーっ!柏木くん、見て見て!イルカ!」


久しぶりの水族館に私ははしゃいでいた。


「ひゃーっ、可愛いね~っ!あ、あっちはペンギン!柏木くん、早く早く!」


『ぷっ』


背後で柏木くんが笑ったのがわかった。


「な、何で笑うのー!?」


『ごめんごめん、可愛いなーって思って。』


「………?」


柏木くんの真意がわからず、首を傾げていたら柏木くんが私の方へ近づいて手を握った。


『ゆっくり時間あるんだから、そんな焦らなくても大丈夫だよ』


「そうだね…!」


水族館を二人でゆっくりと回った。