ただ君だけを想う。

待ち合わせ場所に着くと、日曜日ということもあり人で賑わっていた。


柏木くんが来ているかキョロキョロしていたら、後ろから誰かにポンッと肩を叩かれた。


びっくりしながらも後ろを振り向くと、探していた柏木くんがいた。


「柏木くん…っ!」


『海音、おはよ!』


とびっきりの笑顔を見せてくれて、私も自然と笑顔になる。


「おはよう!柏木くん早いね…!」


『いやー、早く海音に会いたくてさ。』


「(ストレート…)」


私は照れて言葉が出なかった。


『さ、行こっか。』


そう言って私の右手を優しく握った。


「うん」


私も柏木くんの左手を、優しく握り返した。