ただ君だけを想う。

「海っ音~、珍しいじゃん!サボりなんて!」


教室に駆け込んだ私の肩に腕を回してそう言ったのは理央。


理央の隣には茜もいる。


「理央、間違ってるわよ。この子は普段から授業サボってるようなもんじゃない」


「あ、そっかー!」


相変わらずクールな茜に納得している理央。


「二人とも酷い…」


親友じゃなかったかな…?


「まぁそんな冗談はさておき、拓海と一緒だったの?」


冗談だったのか…!


「まぁ、うん。」


茜の質問にそう答えると、理央が茶化す。


「仲良いよね~」


「拓海くんは皆とそんな感じじゃん。」


てか、拓海くんと仲良しって言われても何にも嬉しくないよ。


「まぁ、確かに」


「うん。」


そんなどうでも良い会話をしていたら、茜が急に話題を変えて来た。