ただ君だけを想う。

どこに行くのかと思いきや、愁ちゃんが向かった所は体育館だった。


体育館はこの時間誰も来ないし静かだから良いけれど、よりにもよって私が最初に告白した所とは。


まぁ空き教室ではなくて体育館を選ぶのは愁ちゃんらしいけど。


『………』

「………」


沈黙が続く。


『海音、』


それを破ったのは、愁ちゃんだった。


「(何て言われるんだろ)」


何故だか冷静に考えてる自分がいた。


『昨日の、ことだけど…』


「うん…」


『あー…と…、』


どうにも話を切り出せないのか、愁ちゃんはどもってばかりだ。


だから、私から勇気を出すことにした。