ただ君だけを想う。

………結果、
自動販売機を見つけた。


「なんか飲まない!?私、買ってくるよ!」


ちょうど喉渇いてたし。


『じゃあ俺コーラ~!』


さすが拓海くんだ。
遠慮を知らない。


普通はさ、俺が買いに行くよとか言うでしょ。


まぁ拓海くんにそんなの望んでないけどね。


「愁ちゃんと柏木くんは?」


『じゃー、俺はCCレモン』


「了解!柏木くんはっ!?」


そう普通に聞いたんだけど…、
急に声をかけたからか柏木くんは少し驚いた顔だった。


『えっ…、ていうか一緒に買いに行くよ』


おぉ、まともな人がいた。

そう思いつつも柏木くんの言葉をやんわり断る。


「いーよいーよ、私買ってくるから!」


なのに間髪容れずに即答され、
すでに立ち上がっていた。


『4つも持つの大変でしょ。行くよ。』


「ありがとう…」


それをされてしまえば
これ以上断る方が失礼だと思って
そう言わざるを得なかった。