ただ君だけを想う。

早くも茜と理央はみんなを連れ回していた。


「あ、ここも!」
「私ここ入りたい!」


『『『・・・・・』』』


二人とは常に買い物に行っている私はへっちゃらだったけど…、

男性陣3人はウィンドウショッピングを初めてから5分足らずで
ゲッソリしている。


あぁ、やっぱりこうなったか。と、密かに私は思っていた。


『海音…、これはどういうことだ…?』


そう言ったのは、カッコイイオーラが皆無になっていた拓海くんだった。


「た、拓海くん…。大丈夫?」


『大丈夫、…じゃねぇ!に決まってんだろッ!』


ひぃ…ッ!

……って、何で私が攻められてるの!?


「そ、そんなこと言われても…」


『だいたい、何で海音だけはへっちゃらなんだよ。』


その言葉に他の二人を見た。


愁ちゃんは呆れ顔、
柏木くんは顔が引き攣っていた。