ツンデレくんは王子様 短編



正宗side


俺、何言おうとしてた?


ホント、アイツといると自分が自分でなくなる。


わっかんねー。


教室の窓側の一番後ろの席。そこが俺の席。


席について、頬杖をついて奈々を見る。


先生の話を聞きながら、ノートをとってる奈々。


今は一時間目の授業中、やる気起こらねーし…。


アイツのことばっか見てるし…。


はぁ…。


思わず溜め息がでる…。


「あ~ん~が~い~、そんなに溜め息がでるほど俺の授業はつまらんか?」


「うわっ!あっ…。先生…」


いきなり目の前に現れた先生に俺はビックリした。