ツンデレくんは王子様 短編



なんなんだ…。この男は…。


もうやだ…。


「お前さ…」


「何よ!?」


怒りを抑えることが出来なくて、私は正宗に怒鳴った。


「…やっぱ、なんでもね」


…?


正宗の顔を見上げると、正宗の顔はなんだか寂しそうに見えた。


私達は、やっぱり遅刻した。