『れーんっ!!』


手を大きく振り、さっき雫が私にしたように、わたしが蓮に飛びつく。


『おっと、お帰り、香穂。』


一瞬体制を崩した蓮だったが、腹筋で持ちこたえ優しく微笑んでくれた。

連の腕の中、好きだなぁ……
あっ、忘れてた!!


『ただいま、蓮。待たせてごめんね??』


すると蓮は、


『いいよ、俺も今出たところだから全然待ってないし。』


爽やかな笑顔…格好いい…
こういうところに女の子は惹かれるんだろうなぁ…