『当たり前だろ。これからは、今まで以上に香穂を愛す。言葉より深く……愛してるよ……。』




蓮は私の顎をそっと掬い、優しく、優しくキスをした。

まるで、ガラスに触れるように、そっと、そっと……。






私たちの柔らかなキスを、明るく太陽が照らしていた。




空には、雨上がりに現れる虹がかかっていた……。