『どうしたの?いつもは滅多にあたしのクラスには来ないのに……』


『……ら』


『ら?』


何て言ったんだろ……ちっちゃくて聞き取れなかった……


『香穂に会いたくなったから来たんだよ……』


照れながら言う蓮に思わずキュンとしてしまった。
可愛い!!


『ありがとう、蓮。』
にっこり笑うと、蓮は顔を背けてしまった。