《もしもし……香穂……??今日はごめんな……あれは…《璃架さんでしょ??》 私は蓮の言葉を遮った。 雫から全部教えてもらったんだから…… 初めっから言ってくれたらよかったのに…… 心の中でそんなことを思いながら、次の蓮の言葉を待った。 《うん……黙っててごめんな……》 (当たり前だが)いつもの明るい声はなく、沈んだ声に少し胸が痛んだ。 《何で黙ってたの……??》 やっぱりこれが一番気になるよ……。 そんなやましい関係なの……?? すると蓮はゆっくり話始めた。