ダメだ!!このままじゃ私、死んじゃう!!! 思いっきり力を入れて春ちゃんの腕から抜け出した。 「はぁ、はぁ、はぁ、……春ちゃんって意外と力強い…」 春ちゃんはまだスヤスヤ眠っている。 なんか…面白くない。 私だけ朝から焦って、味わった事のないドキドキ感でいっぱいなのに、スヤスヤ寝てるなんて…。 許せん!!!! 春ちゃんがくるまっている布団を思いっきり引き剥がした。 ムムム、…起きない。