「彼女じゃないんですか?」


何も知らないタクシーの運転手が質問してくる。


「その〜何というか〜、…お兄ちゃんです!」


「あ〜兄妹ですか!」


納得してくれた運転手にホッと一安心する私と春ちゃん。


程なくして宿泊するホテルに着いた。


「では、楽しんでくださいね!」


「「はい」」


運転手さんに見送られてホテルへ入った。