「うぅー。アイス食べたい」 でも今家にはアイスない…。 でも食べたい…。 アイス…、アイス…、アイス… あ、良いこと思いついた。 制服のポケットから携帯をゴソゴソと取り出す。 そして電話をかける相手はもちろんあの人。 ―――plllll 「もしもし。緋夜梨?どした?」 「春ちゃん、アイス買ってきて?」 「雑用かよ…。リョーカイ」 フッと笑いながら答えた。 「ありがと!」 そう言って電話を切った。