「緋夜梨の両親、家にいないんでしょ?」 あれ…。何で知ってるんだろ…。言ったっけ? 「…うん」 「じゃあ、誰よ!?」 「……お世話さんみたいな?」 うん。間違ってないはず。 だって料理作ってくれるし、掃除もしてくれてるし。 「ふ〜ん。で?」 まだ怪しいものを見るかのように見てくる智美。 「…で?」