「やっと言えた」 ほっとしたような表情の春ちゃん。 「あ、…それと、これはその…卒業記念のプレゼントと言うか…」 そう言って胸ポケットから小さな小箱を取り出す春ちゃん。 「ずっと大切にする」 「う、うん」 突然かしこまる春ちゃん。 「これ、受け取ってくれる?」 そう言って箱を開けて見せてくれたのは…