「緋夜梨!」 「きゃっ!!」 不意に抱きしめられてびっくりした。でもすぐその暖かさが私に安心と胸が痛くなる程の幸せをくれる。 「春ちゃん…大好きっ!!」 「俺も好き」 私は絶対今日というこの日を忘れない。 「あ、もう12時越えちゃった」 春ちゃんが抱きしめながら腕時計の時計を見て呟いた。 「春ちゃん、メリークリスマス!」 「メリークリスマス!」