「緋夜梨、心配かけてごめんな」 「ううん、いいの。春ちゃんのほんとの気持ち聞けて…嬉しかったし」 少し照れながら言う。 今が夜で良かった。私は春ちゃんに「大事な話がある」と聞かされ二人で久しぶりのドライブを楽しんでいた。 そして夜景の綺麗なこの場所へと案内された。 海の向こうに広がる無数の輝きと三日月と星がよく見える場所。 こんな綺麗な場所があったなんて 「キレーイ!」 「だろ?ずっと一緒に見たかったんだ」