でもみのりさん達は…。 「みのりさん、みのりさんのご両親の方、本当にすみませんでした!」 春ちゃんが…土下座していた。 「…いいんです。春人さん。顔を上げて下さい。 お二人お互いを想う気持ちには到底適いませんでした。 それに…むしろお礼を言いたいくらいです」 みのりさんはそう言った。 「え…?」 春ちゃんは立ち上がりながらみのりさんに聞き返した。 でもみのりさんの視線が捕らえたのは私だった。