う…うそ!! さっき言われた言葉は本当に現実なの? ゆ、夢じゃ…ないよね? 私…もう…何が何だか……。 そんな意識の中、パチパチパチ――…!!!!という拍手がして驚いてそっちを見た。 「素っ晴らしいっ!!!春人君!感動したよ、君の緋夜梨を想う気持ち!」 そう言って号泣しているパパ。 「拓郎さん!何泣いているんですか!」 そう言って慌ててハンカチを差し出すお母さん。