私は…弱い。 春ちゃんの本音を聞くのが怖い。 自分の本音を春ちゃんにぶつけるのも怖い。 このまま… 春ちゃんは… お見合いしちゃうのかな…。 部屋の窓から外を眺めた。外は綺麗なイルミネーションがたくさん。 「あぁ…。もうすぐクリスマスだ…」 こんなにも街は浮き足立っているのに…。 私は去年と一昨年、春ちゃんと過ごした幸せなクリスマスを思い出して泣いていた。