「じゃ、緋夜梨、春人君。一週間お世話になったわ、ありがとう。 また、春人君のお見合いの時日本に戻るわね」 「緋夜梨〜!パパは悲しいぞ〜!元気でなっ! またすぐ来るからな!」 「うん。ばいばい…」 あれから一週間はあっという間に過ぎて、もうお母さんとパパは日本を離れるため空港にいた。 私と春ちゃんもお見送りをするため一緒に来ていた。 「じゃあね」そう言い残し搭乗口へ行く二人を見送った。