授業が終わり昼休みになった途端に智美が来て今日の数学の授業の事を話し始めた。 「ねぇ、ねぇ、高塔先生って彼女いないんだって!!」 知ってるよ。私も聞いてたし…。 「でも好きな人はいるっぽいよね」 「何で?は…、高塔先生答えてなかったじゃん」 「いや、あの間は絶対いる!」 そう自信満々に言う智美を見て笑ってしまった。 「何笑ってんの?」 「いや、智美、高塔先生の事好きって言ってたのにあっさり好きな人がいる事認めるんだな〜って」