すぐさま緋夜梨から寝息が聞こえてきた。 俺の胸へと顔を擦り付けてくる緋夜梨。 くぅ〜〜〜!! 俺は今必死で理性と戦ってるのに、人の本能を呼び起こそうとしか思えない緋夜梨の行動。 「天然の無意識って…すごいな…」 緋夜梨の寝顔を見ながら呟く。 「…春しゃん、大好き…」 緋夜梨が春人にギュッと抱きついて寝言を言う。 「…っ!!」 俺も大好きだよ、と想う反面、もうやだ…この生殺し…。 と思いながら眠りにつく春人だった。