「高塔先生も行きますよぉ?」 なんて呑気な声が後ろから聞こえた。 飲み会なんかより俺は緋夜梨の方が大事だっ!! 「すいません。急な用事が入って…、飲み会パスします!」 そう言って急いで学年を後にした。 後ろから他の先生の「えーっ!!」という声がしたが聞こえない振りをした。 緋夜梨。今すぐ行くから! 速攻車に乗り込み、スピード違反など気にも止めず急いで家へ帰った。 同じ気持ちであった事が嬉しくて、頬を緩ませながら。