「どうだろう…」 少し謙遜するが心の中では絶対そうだと思っていた。 「先生、イイモノ見せてあげましょうか?」 少しトーンの上がった佐野さんの声がする。 「イイモノって?」 何だ?まったくわからない。 「後で写メ送りま〜す」 写メ? 「それでは!」 「あぁ…」 そう言って電話は切れた。