「……ごめん、緋夜梨がその俳優カッコいいとか言うから…嫉妬した」 電話越しに聞こえてくる春ちゃんの声に元気がない。 でも春ちゃんは素直に言ってくれた。 私は…今、すごい嬉しいんだ。 「実はね…?私もさっき電話越しに聞こえた女子生徒の声に嫉妬した…」 「え…」 「春ちゃん人気あるから信じてたのに少し不安になった…」 私も素直に気持ちを春ちゃんにぶつける。