「あぁ…、やっぱり不安だ」


私を抱きしめたまま春ちゃんが言ってきた。


「何が?」


春ちゃんは他に何が不安何だろう…。

もう料理も出来るし、掃除も…苦手だけど。


「緋夜梨が可愛いすぎて…」


「えぇっ!?」


また急激に心拍数が上がっていくのが分かる。


「だって他の男の前でそんな可愛い顔されたら絶対、間違いなく襲われる…」


「襲っ!?そそんな事ないよ!!」


「何で言い切れんの?」


「…だって……」