クスッと笑いながら私の頭をポンと叩く春ちゃん。 「いってきます」 「いいいいってらっしゃい」 余裕の笑みで出て行く春ちゃんと真っ赤でカミカミの私。 「これからは毎朝…」 そう考えただけで真っ赤になっていく顔と上昇していく身体の熱。 この先、自分からキスするなんて絶対出来ないな…と学校の支度をしながら思った。