「だから…


さよなら、緋夜梨先輩」


そう言って席を立った速水君の背中は、


何か吹っ切れたようだった。




ダメな先輩でごめんね?でも…ありがとう……。



私は速水君のおかげで自分の気持ちに気づく事が出来たよ。