貸し恋彼氏〜カシコイカレシ〜




ある日、クラス内で席替えが行われた。


まわりはキャーキャー騒いでいてかなりウザい。


高城も隣で

「俺、喜多山狙ってんだよ。」


って…

喜多山かよって思うけど。




俺は今の席が良かった。


隣はかなりサバサバした女。

香山日向。

隣になった時

「お、王子じゃん。よろしく。」


なんて言って座ってきた。

いつもなら女子は無駄に高い声だしてベタベタ引っ付いてくるけど


香山はあっさり挨拶をしただけであった。



本性までは出さなかったけれど

香山は普通に話せた。

唯一の救いだ。


「バイバイ、王子。」


なんて別れてから俺はまた優等生なりに席替えの進行をした。