貸し恋彼氏〜カシコイカレシ〜





屋上で………2人だけ。



「まぁ♪ロマンチック☆」


と感じる人だっているかもしれない。


いや…感じるな。


だってあたしも思うしね。


ただ…目の前の男が悪魔じゃない場合の話しなんだけど。



「さぁ…話して貰おうじゃねぇか。夏那ちゃん??」



うっ……


怖いわ。



もし本当の事を言ったとしたら…もう…殺される。


言わないでおこう……



でも、やっぱりそちらも死が迫るに違いない。


どっちにしろ危険じゃん!!


どうすればいいのさぁ!!!!


頭を抱えて悩むあたし。


「おい」


顔を上げると、ガンを飛ばして「喧嘩上等!!」のような目をしている江緑君。


不機嫌全開だ。



「早く言え」


言えって言われても、少し、いや…かなりの抵抗があるあたし。



どうしようかと悩んでいる最中、江緑君が口を開いた。



「夏那、俺ちゃんと理由を言ってくれたら怒んねぇから。な?? 」


あれ…この人…誰??


口調が緑穏時江緑ではない。


ん…???

王子の方の緑穏時江緑か??


「夏那ならちゃんと言ってくれるよな??」