貸し恋彼氏〜カシコイカレシ〜





コイツには何も言ってないはずなのに!!!



なぜだ!!!



「だってさ、お昼食べれないとか嫌じゃない??ずっと我慢してたじゃん…」



ずっと……と言いながらあたしの頬に触れる。


……また空想が始まってしまった。


意味わからん。




徐々に血管が出てくるあたしと、嘘っぱちの力を発揮している緑穏時。



………逃げられると思ってたのに…。



「喜多山さん、俺、夏那がいないと駄目なんだ。大好きなんだ………」






と言ってキス……………




















もどき。 キスされている風に顔を寄せられた。



喜多山さんは目から涙を流していて


あたしは逆の意味で泣きたい。



「お前…後で腹割って話せや。」




……猛烈に睨みを利かせているコイツ。



妙な汗が額から流れて、寒気がする。



喜多山さんより恐ろしい呼び出しからは、期待を裏切らずにあたしを目の敵にするだろう。



そう思うと徐々に鳥肌が目立ってくる。