「近所迷惑ですよ、島津さん」 「お前が悪いんだろうが!」 俺は別に何もした覚えがない。 「俺にどうしろと言うのですか」 「……俺とも、もっと喋ってください」 そういえば彼は、俺からすれば舅、 もしくは小舅も同然だ。 それならば。 「ええ、ぜひ、仲良くさせてください!」 俺がそう言うと、彼は嬉しそうに笑った。 彼の笑顔は、初めて見る。 まあ、そりゃそうか。 なんせ俺にはアンナしか目に入らない! 彼女が美しすぎるから、俺の毎日は幸せだ。