「さあ!早く俺に首輪を着けてください! アンナ、もう少し待っててね!」 「……首輪を着ける事に、 何の抵抗も無いんですか?」 「そりゃ、一瞬位は、 俺の愛を確かめてるのかな?とか、 思ったりもしましたけど、 ただ丁度いい物が首輪だったんだと そう思ったんです! だって、君には余計な飾りはいらない。 何故ならそのままの君が一番だから!」 そう答えると、島津さんは 呆れたようなため息を零した。 それぐらい、なんだ! 人に呆れられるのが怖いぐらいじゃ、 彼女を好きでいる事は出来ないだろう。