「はい、できた」 新しい黒い首輪も、よく似合う。 着けられた後、 彼女も嬉しそうにしっぽを振り、 島津さんに撫でられている。 「アンナ!素敵だよ! 赤もよく似合っていたけれど、 そのシンプルさも、 君の美しさをより引き立てるね! それに、その忠誠心を感じられる仕草! 素敵だ! 君の内面の美しさも素晴らしいよ!」 「それはよかったですねー。 はい、プレゼント」 そう言って、彼は首輪を渡そうとした。