「あのねぇ~♪」





「?」



羽美が不思議そうにする






「僕の名前こう書くのぉ♪」



そう言うとじゅりは近くの枝を持ち

地面に書き出した





     樹里







予想通りで丸く可愛らしい字だ





「私は羽と美と書いてうみよ」




「俺は翼と夜と書いてよくや」






「フフ♪

楽しくなりそうだなぁ~」


樹里は楽しそうに笑う