狂った島










    コンコン





「はぁ~い♪

ちょっと待ってねぇ~」



扉の向こうからはあの愛らしい

語尾を延ばした声だ





僕たちは目を合わせ笑った




そして扉が開いた






「どうしたのぉ?」



僕たちを見てキョトンとした






「僕たちお腹すいちゃって

少し食べ物分けてもらえる?」




そう言うとニコリと笑った





この笑顔を見て僕たちは「いいよ」

と言う答えを予想したのだが・・・・