「二人の予定だったのに、ごめんね。」


「気にしてないよ。」


奏はいつも通りの声で話す。


「それで、あの…ね。奏は覚えてないかも知れないけど、今日…。」


「知ってる。」



奏は私の言葉を遮って、私にキスをした。